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その15 講習終了!

生まれて初めてのファンダイブ。
黒なまこのオンパレードしか見えなかったすずめ娘。

さあ、あと1本で長かった講習も終了、晴れて
Cカードがもらえる!だが今はそんなことなんて
どーでも良かった(笑)
ただただ、黒なまこしか見えなかった事が悔しくて
たまらなかったんであります。

暖かい飲み物で体を暖め、再びあと1本水温16度
に挑まなければならない。
もう根性とか気合とかじゃなく、やけくそ!
そんな気持ちの中じゃ昨日1日のしんどく泣きそう
だった実習なんて遠い昔のように感じていた。

そんな気持ちを飲み物で落ち着けつつ、景色をふと
真正面の円月島からそらせると、休憩場所からは
目の端に何かボートのような物が見えた。

すずめ娘「あのボート何ですか?」
イントラ「ああ、あれはグラスボート。水中が見え
るようにガラス張りしている船の事だよ。」

そういえば以前私が小学校の修学旅行の時に伊勢で
そんな船に乗ったっけ。その時は前日の大雨で砂煙
しか見えなかったんだけれども。

イントラ「次は円月島を右周りするけどあのグラス
ボートが動くルートは危険だから、その一帯は迂回
するからね。」

ふ~ん。そうなんだ。

そして最後のダイブでまたビーチをずりずりと2人
で横歩きしてエントリーしていく。

やっぱり黒なまこ、多いよな~。
なんせ一面黒なまこ。私の目にはお魚なんて見えて
こない。しばらくするとドンドンドンドンという
低い音が聞こえてくる。これは恐らくグラスボート
のエンジン音。この透明度じゃボートからは何も見
えないと思うのだけれどね。

おやっイントラが呼んでる。
見ると何にもなさそうな砂地があるだけ。
まるで何もなさそうなその砂地をイントラが手で仰ぐ
と丸いセンベエ状の物体が出てきた。何じゃこりゃ?

イントラがスレートで「たこのまくら」と書く。
ふ~んどこがどう「たこ」なのかよく解らないんだ
けれど・・とたこのまくらをいじくり倒す。
これでも生きているんらしい。

そこに2,3匹銀色のお魚が通った!おおっ初お魚~♪
と嬉しかったのだがイントラが書いたのは

「あれはボラ」

な、なんだか嬉しくな~い!
実際見た生物はこれくらいであとはとろとろと最後列で
ついてきているので皆が散々見たものまで逃げた後と
来る。すずめ娘、相変らずのどんくささ爆発!

だから(かな?)"かたつむり"って言われるんだな。
まあ元ネタもあるんだけど、まさにぴったりなんだって。

30分程経過してダイブを終えた。

感無量かと思いきやふああああっという大きいため息が
出た。やはり慣れない水中という環境。ストレスで頭が
いっぱいで開放された途端に全身の脱力感におそわれた。

やっと終わった。
あとの2人はわしゃわしゃ嬉しそうに騒いでるんのに、
私だけ取り残されてる気分だった。Cカードがこれで
取れたけどあと、私はどうなっちゃうんだろう。

終わった後は帰りの車はもう一度も起きずに爆睡。
起きた頃には懐かしい電灯の大阪に戻っていた。

何事もこれからなんだし、また考えよう。

おわり

Cカードへの道のり終わりました。いかがでしたか?
ノンダイバーの方に読みやすいように配慮はしたつもり
なんですが、なんせ専門用語が多くて苦戦。素人には
難しい事を痛感した次第です。ごめんなさいね。

ご愛読ありがとうございました!
すずめ娘初心者ダイバー編は結構好評でしたのでその後
目も当てられない失敗を繰り返した様をまた笑って頂く予定です。
お楽しみに~♪



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